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【INTERVIEW】オーナー/デザイナー KENBOさん「ネクストステージへと向かう、KEBOZ が描く夢の先。」

野球が好き。

小学校から大学生まで野球に没頭し、広告会社を経て、デザイナーに転身。東京、大阪、福岡、旭川、名古屋に5店舗を展開し、今最も勢いのあるブランドとして注目を集める『KEBOZ』。インタビュー節々に、野球への愛と感謝が垣間見え、チャーミングな笑顔が素敵なKENBOさん。アパレルというフィールドで、オーナー兼デザイナーの“二刀流”が描く、ゲームメイクの現在地。

会社員兼デザイナー!
野球少年が選んだ
アパレルへの道

―2020年から東京、大阪、福岡、旭川、名古屋の全5店舗を展開!この拡大スピードは想定内でしたか?
ブランドを立ち上げた頃から自分のお店を持ちたい気持ちはありましたけど、ここまで一気に展開できるとは思っていませんでした(笑)東京で1店舗目をオープンした時から、各地に出店したいと考えて、そこから目標が変化していった感じですね。

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―北海道・旭川出身のKENBOさん。ブランドのルーツは、「野球」にあると伺いました。

小学校から大学2年生までずっと野球をやってきて、高校では甲子園に出場しました。現在も「KEBOZ BASEBALL CLUB」というチームを趣味でつくっています。僕はほとんど行けていませんが…(笑)ブランドには僕が野球で得たもの、インスピレーションを受けたことが反映されています。

―ベースボールシャツも、様々なデザインが展開されています。
野球に特化したブランドがなかったので、そこを自分が表現したいと思ったんです。僕自身、ストリート系のブランドが好きだったので、野球をミックスして面白いものを作りたかった。“野球=カッコいい”ということをファッションで盛り上げていきたいと思っています。

―多彩なカラー展開も魅力的です。
普通のアパレルだと3色くらいの展開ですが、KEBOZはカラーバリエーションも多いものだと15色で展開しています。僕自身も、カラフルで派手なアイテムが好きなんです、目立ちたがりなんで(笑)。あと、シルエットもこだわっています。僕好みのLサイズがベースになっていて、S〜2XLまで幅広く展開しています。

ー野球愛が溢れるKENBOさん。なぜ、デザイナーの道を選んだのですか?
野球が好きだったけど、服も同じくらい好きだったんです。卒業後は広告会社に就職して、在籍中にKEBOZ
を立ち上げて、副業でデザイナーをしていました。

―デザイナーへの完全転身を決めたキッカケはなんだったのでしょうか?
ありがたいことに、少しずつKEBOZがたくさん人々に認知していただけるようになったんです。勤務先もすごく良い会社だったので、会社に全力で注力できないことも申し訳なくて、退職しました。「上手くいくはずない」とバカにしてくる人もいたけど、結果さえ残せば、誰も何も言ってこなくなる。反骨精神というか、バカにしていた人達が手の平を返していく姿に面白さを感じていたりしました(笑)


名古屋に上陸!

アパレル激戦区
栄で勝負を挑む

―その熱量が店舗拡大のスピードにも繋がっているように思います。
ポップアップにも力を入れていて、同じ週に5カ所とかで開催している時もあるんです。40県くらい巡っ
たので、あと少しで全国制覇です(笑)ポップアップなら、主要都市以外のお客様にも実際に商品を見てお買い物を楽しんでいただけます。僕自身、北海道の旭川出身だったので、都心でしか展開していないブランドを、ポップアップを通して、地元で買える嬉しさを体験しています。そういう部分で“お客様ファースト”の想いも大切にしていきたいと考えています。

―様々な都市を巡るなかで、なぜ5店舗目の出店場所を名古屋・栄に決めたのですか?
人通りの多さもありますが、名だたるアパレルブランドさんが集結している栄エリアで、KEBOZも勝負をしたいと思ったからです。実は、東京は浅草の蔵前、福岡は六本松、大阪は北堀江と、他店舗は都心から少し外れたエリアに展開していて、中心地にオープンしたのは名古屋だけなんです。


―名古屋店は床にホームベースが描かれていたり、他店舗と比べて遊び心を感じます(笑)

名古屋店はちょっとだけふざけてみました(笑)この店舗がめちゃくちゃ縦長だったので、スタッフのみんなと「ブルペンっぽくしたいね」と話をして、入口にマウンドとホームベースを描いています(笑)空間は球場裏にあるロッカールームをイメージしていますが、スタイリッシュなカラーリングに統一して、アイテムで野球らしさを打ち出すように意識しました。

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―KENBOさんが名古屋店に出勤している時はありますか?
僕は東京を拠点に、各地の店舗を転々としているので、名古屋店にいる機会はあまりないかもしれません(笑)実は昨日も旭川にいて、ユニフォームをデザインさせていただいたプロ野球チームの始球式に参加させていただいたりしていました。

愛知や岐阜出身のメンバーも在籍する名古屋店メンバー。笑顔が素敵!

―始球式で投球したんですか!? すごいですね!
すごくありがたい機会でした。最近では母校で講演させていただいたり、半月は色んな場所に行っています。

―今年の春夏ルックに、俳優・窪塚洋介さんが登場したことも話題になりました!
窪塚さんは僕たち世代にとって、“憧れの存在”。ルックにモデルを起用することが決まった時、絶対に窪塚さんにご依頼したいと思っていました。近年は野球ブランドとコラボさせていただいたり、野球が背景にあることで貴重な経験をさせていただく機会が増えました。

―KENBOさんのように、“好き”を仕事へと飛躍させるコツを知りたいです。
好きを仕事にすることが、嫌な人もいるんじゃないかな(笑)僕は、「好きだから、もっと面白いことがしたい!」と思える性格なので、辛いことがあっても続けることが苦じゃなかったと思います。だけど、ユニフォームデザインは挑戦したいと言い続けていたことで機会をいただけたし、夢はきちんと言葉にして、好きを極め続ければ、夢は叶うと思います。

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―次の夢を聞きたいです!

今年は海外でのポップアップに力を入れていきたいです。海外は野球が好きな方が多いですし、品質の良さと手頃なプライスを兼ね備えたKEBOZの商品は、インバウンドの方々から高い評価をいただいています。海外進出はマスト、アジア圏を狙っていきたいです。



撮影/鈴木啓司(@studio_phogross
取材・文/山田有真(@merrymerry399

KEBOZ NAGOYA

SHOP DATA

店名

KEBOZ NAGOYA

取扱ブランド

KEBOZ

カテゴリー

ブランド | メンズ | レディース

Tel

-

営業時間

12:00~20:00

定休日

なし

住所

名古屋市中区栄3-24-13 パークサイド寺井ビル1F

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